MSXテクニカルガイドブック 序文 MSXでプログラムを組む場合、主に「MSX2テクニカルハンドブック」などを参 考にします。しかし、この本には漢字ROMのアクセスの仕方や、ソフトウェアがフロ ッピーディスクドライブの存在を確かめる方法が書いてありません。「月刊MSXマガ ジン」などで、アクセスの仕方などが紹介されたのですが、あちこちの号でばらばらに 取り上げられたため、検索に非常に手間がかかりました。また、古い号はすでに品切れ になっており、新しいユーザーがバックナンバーをそろえることは、ほとんど不可能に なっています。 そこで、あちこちで紹介されたそれらの技術的資料のうち、「MSX 2テクニカルハンドブック」には掲載されていないものを、検索しやすくまとめてみま した。 なお、この資料は「MSX2テクニカルハンドブック」を持っていることを前提にし て書かれています。 お断わり 本書の内容は、当方が独自に編集・制作したもので、株式会社アスキーは一切関与し ていません。本書に対するご質問、お問い合わせは直接著者までお願いします。 なお、本書に関するご質問に対して返事を要求される場合は、必ず切手を貼った返信 用封筒を同封してください。往復はがきですと、返事が書き切れない場合があります。 本書は「MSX2テクニカルハンドブック」をすでに持っていることを前提にして書 かれています。MSX、MSX2の基本的な情報については、本書ではページ数の関係 から紹介していません。 同じく、MSX2+になってから拡張された漢字処理、YJK方式の画像処理につい ても、本書では紹介するだけで扱いません。これらの機能については、「MSX2+パ ワフル活用法」(アスキー社刊)を参考にしてください。 文章中、特に断わりのない場合には、すべてのMSXで有効です。 本書の内容によって生じたいかなる事態にも、当方は一切の責任をおいません。 本書の作成に当たっては青春という名の貴重な時間が大量に投資されています。本書 を利用して開発したソフトウェアには、参考文献の欄にでも本書の題名を記して頂くよ う、お願いします。 凡例 本書では次のような用語を使用します。 MSX1(意味 MSX−SYSTEM VER.1.0) MSX−DOS1またはDOS1(意味 MSX−DOS VER.1.03) DOS2(意味 日本語MSX−DOS2) DOS上(意味 MSX−DOSでページ0と1がRAMに切り換わっている状態) ターボRまたはturboR(意味 MSX turboR) 参考文献一覧 本書の作成に当たっては、主に次のようなものを参考にさせていただきました。 「月刊MSXマガジン」(アスキー社) 「MSX2テクニカルハンドブック」(アスキー社) 「月刊アスキー」(アスキー社) 「年刊ア・スキー」(ア・スキー社) 「MSXテクニカルデータブック増補改訂版(国立国会図書館蔵書版)」(アスキー社) 「バックアップ活用テクニック」(三才ブックス) 「VJE−80A仕様書・第2版」(アスキー社) 「MSX拡張BIOS仕様書」(アスキー社) 「MSX−SERIAL232ユーザーズマニュアル」(アスキー社) 「R800ユーザーズマニュアル暫定版」(アスキー社) 「MSX−MUSIC FM−BIOS仕様書 第1版」(アスキー社) 「日本語MSX−DOS2リファレンスマニュアル」(アスキー社) 「応用CP/M」(アスキー社) 「ディスク徹底活用術」(アスキー社) 「プリンタ徹底活用法」(アスキー社) 「MSX−Datapack」(アスキー社)
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